コース: Visual Studio:デバッグとトラブルシューティング

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トレースポイントについて知る

トレースポイントについて知る

Visual Studio で デバッグを行う際に、 ブレークポイントで アプリケーションを停止するのではなく、 変数の値などを 出力することができます。 画面は Visual Studio で、 C# のコンソールアプリケーションの プロジェクトを作成した状態です。 Main メソッドには、 文字列が2つ定義されています。 例えば、10 行目に ブレークポイントを設定して、 アプリケーションを実行すれば、 このアプリケーションを 10 行目の状態で 停止することができます。 変数 htmlString と jsonString に代入されている 値を確認することができます。 10 行目には、 まだこの代入が行われていないので、 jsonString は null です といった具合です。 ここでアプリケーションを 停止するのではなく、 出力を行うというふうに 変更することができます。 いったんデバッグを停止します。 ブレークポイントの欄の 設定アイコンをクリックします。 「アクション」で 出力ウィンドウにメッセージを 表示しますという欄に、 出力したいメッセージを代入します。 変数を出力したい場合は、 このように括弧でくくります。 htmlString この htmlString の値を 出力しましょう。 「閉じる」をクリックします。 ブレークポイントの場合は 丸だったアイコンが、 ひし形に変わっています。 そのままデバッグ実行を行います。 アプリケーションはこの位置で停止せずに、 出力ウィンドウを確認すると、 このように、 htmlString の内容が 表示されています。 この機能をブレークポイントではなく、 トレースポイントと呼びます。 通常、出力画面に文字を出力する場合は、 例えば、Debug と WriteLine のような形で 出力するコードを入力します。 トレースポイントを利用すれば、 プログラムコードを変更することなく、 出力ウィンドウに 変数の値などを出力することができます。

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